fMRI解析の基礎 (5):GLMと検定

最終更新日: 2020年5月27日
1. ANOVA 例として、2つの要因によるANOVAを行います。 これも設計行列と回帰係数を用いて行列表示できるため、GLMのひとつと考えられます。 ノイズ同士の相関がほぼ無く、等分散の場合には、ガウス-マルコフ定理を用いてパラメータ推定ができます。 Gauss-Markov… 続きを読む

fMRI解析の基礎 (4):GLMの理論

最終更新日: 2020年5月26日
1. 相関法 予測BOLDと測定BOLDとの相関が高いボクセルを特定します。具体的には、刺激による神経活動のボックスカーにhrfを畳み込んで予測BOLDを計算し、測定BOLDを目的変数として回帰します。 回帰係数が相関を表し、タスクに感度の高いボクセルはが高くなると推定できます… 続きを読む

fMRI解析の基礎 (3):前処理

最終更新日: 2020年5月26日
Slice-Timing Correction(スライスタイミング補正) Head Motion Correction(頭部動き補正) Coregisteration(重ね合わせ) Normalization(正規化) Spatial Smoothing(空間平滑化) Temp… 続きを読む

fMRI解析の基礎 (2):実験デザイン

最終更新日: 2020年5月25日
1. 刺激イベントの設計 以下のような設計方法があります。 Block Design 数秒から数分にかけて同じ認知状態にさせます。 古典的な分析では、刺激ブロック(Task)と非刺激ブロック(Rest)の対比を調査するため、BOLD反応が飽和するくらい長いブロックとすることが重… 続きを読む

fMRI解析の基礎 (1):BOLD反応

最終更新日: 2020年5月25日
1. BOLD反応とは? ほとんどのfMRI実験では、BOLD反応 (Blood Oxygenation Level Dependent Response) を測定しています。 3ステップ:脳活動上昇→代謝増加→酸素供給 酸素供給による脱酸化ヘモグロビン分子の割合の変化を観察… 続きを読む